滝沢登山口
▲滝沢登山口
10時30分 登頂開始
山頂までのデットリミットは13時30分
下山は夕暮れ前の16時までにしなければならない
そして、18時には子供達を迎えに行かなくてはいけない
僕の体力は人間でいうところの中の下だ いわば平均以下の人間だ
どちらかというとダメ人間だ
前日あまり寝ていなかったせいか、登り始めて15分で強烈な眠さに襲われる
眠い、超絶に眠い、脇道に逸れて保温シートにくるまって寝てしまいたい
いっそのこと、もう帰りたい……
ここで自分の甘さに気づく、そして自分を責める
なんで寝なかった?
なぜ準備を怠った?
計画は万全だったのか?
何しにきたのか?
背中に背負ったザックが重い
どうやらいらないものを背負い込み過ぎたようだ。
マップ、コンンパス、食料、着替え、カッパ、救急セット(骨折まで対応可)、保温シート、保温性のすごい水筒、懐中電灯、山の雑誌、モバイルバッテリー、モバイルルーター
一眼レフカメラ、任天堂スイッチ
このままでは山頂にたどり着けない、水分と食料以外は全部いらない!!
ここに置いていこう。重いものを捨てよう
責任、重圧、プレッシャー、よこしまな気持ち、迎えに行くという約束、苦しいという感情
最後に……頂上まで行くという気持ち
よけいなもの捨てたらだいぶ軽くなった あとは歩くことを考えるだけだ
一歩、一歩、足を前に出すだけの作業だ
そう単純な作業だ
森林限界点、酸素が薄くてとっても苦しいです
▲苦しいです 森林限界点、酸素が薄くてとっても苦しいです
▲チョコレートで披露回復 そして作詞(俺)作曲(俺)の鼻歌交じり登って行くとこ
こんなことで身体と心(精神)はつながっていることを気付かされるとは
チョッコーは偉大なり
例えば
おいしいものを食べると元気が出るとか?元気があるからおいしいものが食べられるとか? 笑顔になるから楽しいのか?楽しいから笑顔になるのか?
さっきまで全てを捨てて修羅の道を歩いてたはずだったのに、チョコのおかげで思考するということを思い出す
会津駒ケ岳山頂
▲会津駒ケ岳山頂
13時15分に山頂に到着、意外と殺風景 背の低い木々に囲まれて周りが見えないし、人の背丈より大きい丸太の看板があるのみ
あれれ、思ったのとだいぶ違うな
今回の目的の中門岳まで残り2.2K 時間がない!
アップダウンの少ない木道
▲アップダウンの少ない木道
途中まで歩いて気づく、往復すると4.4キロ?
考えることはやめろ!!
歩くのみ
▲木道の修理部品はヘリで運ぶんだって
中門岳山頂
▲中門岳山頂
13時38分 中門岳到着 ミッションコンプリート
8分オーバーで到着したので山頂でのご褒美の景色を2分しか堪能できなかった
見てるか?小林!!
俺もこの目で見てやったぜ!!
途中に置いてきたものを拾いながらの下山
16時丁度に、滝沢口登山道に到着
登って下るまでの時間 4時間30分
歩った距離約 14キロ
翌日、強烈な筋肉痛に襲われることをまだ知らない。
thesunな日でした。
おしまい
最後まで読んで頂いてありがとうございます
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THE SUN 〜Brand concept〜 樹々が折り重なり 葉と葉の間から射し込む木漏れ日 目を閉じて自然の息吹きを感じ その暖かく優しい陽射しの下で 時に 出会い 時に 笑い合い 時に 飛び疲れた羽根を休め また 彷徨い...
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